更新日:2025.7.25

IFAとFPの違いとは?資産運用の相談先を間違えないための基礎知識

IFAとFPの違いとは?資産運用の相談先を間違えないための基礎知識

資産運用の相談先で迷っており、「IFAとFPの違いって?」「そもそもIFAって?」など、お困りの方もいるのではないでしょうか。

新NISAやiDeCoといった資産運用の相談をしたくても、日本ではそもそも相談先がほとんどないことが実情です。

資産運用の相談ができる職業としてはFPやIFAがありますが、専門性や報酬体系などで注意が必要です。

本記事では、IFAとFPの違い、IFAに相談するメリット、FPの得意分野、資産運用のアドバイザー選びのポイントなどについて解説しています。

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IFAとFPの基本

IFAとFPは何が違うのか?

資産運用を相談する際には、「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」と「FP(ファイナンシャルプランナー)」の違いを正しく理解しておくことが重要です。

IFAは、証券会社と提携しつつも、特定の商品に縛られない独立系のアドバイザーです。主に投資信託や株式などの資産運用を専門としており、金融商品の販売・仲介ができます。

一方、FPは、お金に関する広い知識を持ち、保険や家計の見直し、ライフプラン設計などを得意とする総合アドバイザーです。

ただし、FP単独では金融商品の販売や仲介はできず、必要に応じて他の専門家と連携します。

IFAとFPの違いは次の通りです。

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー) FP(ファイナンシャルプランナー)
主な役割 資産運用・証券商品の提案・販売 家計管理・保険・ライフプラン設計
提案対象の商品 証券(株・投信など)全般 保険、年金、住宅ローン、家計など幅広い
金融商品の販売・仲介 可能(証券会社と提携) 不可(別途資格や提携が必要)
提案の独立性 高い(特定商品に縛られない) ケースにより提携先の商品を紹介することもある
継続的な運用サポート あり(リバランス・実行支援など) 基本的に単発相談が多い

日本ではIFAはまだ少ないのが現状

IFAは、歴史的には、イギリスで発達した職業という背景があります。

1988年、イギリス政府はファイナンシャルアドバイザーに対して、単一の保険会社や金融機関に所属するか独立するか、どちらかを強制する分極化制度を導入していました。

このとき、独立の道を選んだファイナンシャルアドバイザーを指して、「独立系ファイナンシャルアドバイザー(Independent Financial Adviser、IFA)」という名称が生まれました。

IFAは、イギリスやアメリカでは広く浸透しており、個人の資産運用をサポートする存在として確立されています。

しかし、日本ではその数はまだ限られており、証券会社に所属せずに中立的な立場で助言できるIFAは非常に少数です。
金融庁「金融商品仲介業者登録一覧」によると、2025年5月31日時点で、わずか691名しか登録されていません。

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IFAに相談するメリット

IFAに相談できるのはどんな内容か?

IFAは、主にNISA、iDeCo、投資信託、株式といった資産運用に関する実践的な相談に対応しています。

具体的には、「新NISAをどう使えばいいか」「iDeCoでは、どの投資信託を選ぶべきか」「ポートフォリオのリバランスをどうすればいいか」など、投資初心者から中上級者まで幅広く支援が可能です。

また、IFAは単なるアドバイスにとどまらず、実際に証券口座を開設し、資産配分の実行まで伴走してくれるのが特徴です。

運用開始後も、相場環境に応じてリバランスの提案や資産の再設計を継続的に受けられるため、長期投資を目指す人にとって心強いパートナーとなる可能性があります。

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FPの得意分野

FPにはどんな相談が向いているのか?

FP(ファイナンシャルプランナー)は、人生全体のマネープランを立てるプロフェッショナルです。

FPの得意分野はそれぞれですが、「教育費」や「保険の見直し」「住宅ローン」など、日常生活に密着したお金の問題、家計管理や将来のライフイベントに備えた資金計画を立てる際に頼りになります。

例えば、「子どもが大学に進学するときにいくら必要?」「今の保険は本当に合ってる?」といった疑問や、「住宅ローンは変動?固定?」といった悩みも、FPなら中立的な立場で整理・アドバイスしてくれます。

投資や資産運用だけではなく、家計全体のバランスを考えたい人に向いている相談先です。

FPと相談する際には専門性に注意

FPは、お金に関する幅広い知識を持っていますが、全てのFPがあらゆるお金のジャンルに詳しいわけではありません。

FP試験で問われるのは、「ライフプランニング」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」の6分野です。

この6分野には、FPよりも専門性を持つ職業が存在しています。

FPの知識 ライフプランニング リスク管理 金融資産運用 タックスプランニング 不動産 相続
どんな知識? 年金や住宅ローンなど 保険 株や投資、投資信託 所得税などの税制 不動産 相続
FPより専門的 社会保険労務士など 生命保険アドバイザーなど 投資家、トレーダー、アナリストなど 税理士 宅建士、司法書士、土地家屋調査士など 弁護士

実際には「保険に強いFP」「不動産に詳しいFP」「投資に特化したFP」など、それぞれ得意分野にばらつきがあります。

FPに相談する前には、必ずそのFPの専門分野を確認しておくことが重要です。

相談内容とFPの専門性がかみ合わないと、期待した答えが得られないこともあります。

特に、資産運用やNISA、iDeCoといったテーマでは、「投資に強いFP」を選ぶことで、より実践的なアドバイスを受けられるようになります。

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IFAの中でも「大手」を選ぶ意味

IFA大手はなぜ安心感があるのか?

IFAの中でも「大手」と呼ばれる事業者を選ぶメリットは、安心感とサービスの質にあります。

大手は、取扱う金融商品の数が豊富で、複数の運用パターンを比較しながら提案できるため、より自分に合った運用プランの提案を受けやすくなります。

例えば、大手ネット証券と地元の地方銀行では、扱っている商品の数が雲泥の差であり、運用パターンの可能性に大きな差が生まれざるを得ません。

また、大手IFAは、情報提供体制やサポートが充実している点もメリットです。

マーケットレポートの提供や定期的な運用レビュー、担当者の変更がしやすいなど、継続的なサポートを前提にした仕組みが整っています。

IFAは手数料ビジネスである点には注意が必要

IFAは「中立的な立場」をうたっているものの、日本における多くのIFAは「手数料ビジネス」で収益を得ていることには注意が必要です。

具体的には、証券会社の商品を販売・仲介することで、その売買手数料や信託報酬の一部を報酬として受け取る仕組みになっています。

そのため、売買回数が多いほどIFAの報酬が増える構造になっており、場合によっては「顧客の利益」よりも「手数料収入」を優先した提案になりかねないリスクもあります。

もちろん、すべてのIFAがそうではありませんが、運用アドバイスを受ける際には「なぜその商品をすすめるのか?」を冷静に確認し、自分の目的に合った選択をすることが重要です。

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アドバイザー選びの実践ポイント

どんな基準でIFA・FPを比較すればいいのか?

IFAやFPに相談する際には、まず「何を相談したいか」を明確にし、その目的に合った専門性を持っている人を選ぶことが重要です。

たとえば、資産運用やNISA、iDeCoなど、投資の相談ならIFAの方が適しています。

一方、資産運用に加えて、教育費や保険、住宅購入の資金計画といった家計全体の見直しであれば、FPが頼りになるでしょう。

また、報酬体系(手数料型 or フィー型)や、相談後の継続サポートの有無もチェックポイントとなります。

いずれにしても、IFAやFPに相談する前には、自分や家計の収入や資産状況などを明確にして、どのような相談をしたいのかを明らかにしておくことが大切です。

「資産運用に強いFP」を選ぶためのポイント

「資産運用に強いFP」を選ぶためのポイントについて見ていきましょう。

FP試験で問われる「金融資産運用」の問題は、あくまで制度や一般論に関する問題が中心となっています。

FP1級試験であっても、「どのような商品を選ぶべきか?」「ポートフォリオやアセットアロケーションはどのようにすべきか?」といった、資産運用に関する具体的な問題は出題されません。

1級FP技能士やCFPといったFPの最上位資格を持っていたとしても、次のような質問をすれば「資産運用に強いFP」かどうかは分かります。

● 資産運用に特化した本の出版やサイトの実績があるか?
● 自分自身で投資をしているか?(現在注目している銘柄を聞いてみるのもアリです)
● 新NISAやiDeCoのおすすめのポートフォリオは?

「資産運用に強いFP」は、投資やトレード、資産運用が好きで好きでたまらない場合も多く、親身になって相談に乗ってくれる場合も少なくありません。

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まとめ

資産運用の相談先としては、FPやIFAが挙げられますが、得意分野や報酬体系などに注意が必要です。

IFAは日本ではまだ少なく、手数料キックバック方式の報酬体系である点がネックとなります。

FPに新NISAやiDeCoの相談をしたい場合には、なるべく「資産運用に強いFP」を選ぶようにしましょう。

Q&A

Q1 IFAとFPの違いとは?
A1 IFAは資産運用に特化している一方で、FPはローンや保険など家計全体のお金の相談に特化しています。

Q2 IFAに相談する際の注意点は?
A2 IFAは手数料キックバック式の報酬体系となっている点に注意が必要です。また、そもそも日本ではIFAがほとんどいないのが現状となっています。

Q3 FPに資産運用について相談する際の注意点は?
A3 FPは人によって専門性が大きく異なります。「資産運用に強いFP」を選ぶことが重要です。

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