更新日:2025.8.13
積立預金と定期預金はどう違うのか?金利や利息は?
積立預金と定期預金について検討しているものの、「積立預金と定期預金はどう違うの?」「積立預金と定期預金の金利は?」など、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
積立預金は毎月決まった金額をコツコツと預けていく預金で、定期預金はまとまった金額を一定額預けいれる預金です。
定期預金の方が金利や利息では有利な傾向がありますが、途中解約すると金利が大きく低下するため注意が必要です。積立預金は比較的自由があります。
本記事では、積立預金・定期預金の違い、金利や利息における違い、解約や引き出し、積立預金・定期預金に向いている人について解説しています。
Contents
積立預金と定期預金の違い

そもそも積立預金と定期預金は何が違うのか?
積立預金と定期預金は、いずれも銀行預金の一種ですが、仕組みに違いがあります。
積立預金は、毎月決まった金額をコツコツ預けていくタイプで、給与の一部を自動的に積み立てるなど、習慣的な貯金に向いている預金です。
定期預金は、最初にまとまった金額を一括で預け入れ、一定期間引き出さずに預ける預金です。満期まで資金を動かさない代わりに、比較的高い金利が設定されているのが特徴となります。
積立預金と定期預金、普通預金の違いは次のようになります。
| 積立預金 | 定期預金 | 普通預金 | |
|---|---|---|---|
| 預け方 | 毎月一定額を積み立てる | 一括でまとまった金額を預ける | 必要なときに自由に預け入れ可能 |
| 引き出し自由度 | 原則満期まで不可(中途解約可) | 原則満期まで不可(中途解約可) | いつでも自由に引き出し可能 |
| 金利 | やや高め(キャンペーンあり) | 比較的高め(期間・金額による) | 非常に低い |
| 向いている目的 | 習慣的な貯金、教育資金など | 余裕資金の運用、将来の出費準備 | 日常生活の管理、緊急時の備え |
| 自動積立の可否 | 可能(自動振替で積立) | 不可(基本的に一括預け入れ) | 可(自動振替設定も可能) |
定期預金のメリット・デメリット
定期預金のメリットは、金利が比較的高めに設定されている点が挙げられます。
普通預金や積立預金よりも有利な利息が得られるため、まとまった資金を確実に増やしたい場合におすすめです。
デメリットとしては、預入期間中に資金を引き出すと金利が大幅に下がる「中途解約利率」が適用されることが挙げられます。
また、原則として引き出さない資金となるため、資金の流動性には欠けます。
定期預金は、当面使う予定のないお金を預ける用途に限定して使うようにしましょう。
積立預金のメリット・デメリット
積立預金のメリットは、少額からコツコツと無理なく貯金を続けられる点にあります。
毎月決まった日に自動で引き落とされて預金に回される仕組みのため、貯金を習慣化しやすく、貯め忘れの心配もありません。
また、途中で積立を止めたり解約する自由度も高く、ライフスタイルに合わせて柔軟に使えるのも魅力です。
一方、金利は、自由度が高い分だけ定期預金よりも低めに設定されているケースが多くなっています。
積立預金は、大きく増やす目的には向かないものの、「確実に貯めること」に重点を置くなら選択肢となります。
金利よりも、利便性や継続性を重視する人に向いている預金方法といえるでしょう。
普通預金のメリット・デメリット
積立預金・定期預金に加えて、普通預金のメリット・デメリットについても押さえておきましょう。
普通預金の最大の特徴は、いつでも自由に入出金ができる「流動性の高さ」にあります。
給与の受け取りやクレジットカードの引き落とし先など、日常的な資金管理の中核として利用されることが多く、ATMやネットバンキングで24時間アクセスできる利便性も大きなメリットです。
ただ、その反面、金利は非常に低く、預けていても利息はほとんど付きません。
普通預金は「お金の金庫」であり、あくまで「使う予定のあるお金」「緊急時の予備資金」を保管する場として使い、他の預金商品や投資と組み合わせて活用するようにしましょう。
金利や利息の面ではどう違ってくるのか

どちらの方が金利は高い傾向にあるのか?
金利については、一般的に、定期預金のほうが積立預金よりも高く設定されていることが多い傾向があります。
特に大手銀行の店頭金利では、積立預金は普通預金と同じような超低金利である一方、定期預金では期間によって多少の利息がつきやすくなっています。
ただ、近年はネット銀行や地方銀行で、積立預金にも優遇金利が適用されるケースも増えており、キャンペーン金利を活用すれば、定期預金よりも有利な条件で預けられることもあるため、預け入れ先やタイミングの見極めも重要です。
実際の例で見てみましょう。
ソニー銀行の「円預金金利一覧」は次のようになっています(2025年7月22日時点)。
| ソニー銀行 | 適用金利(年利・税引前) |
|---|---|
| 円普通預金 | 0.200% |
| 円定期預金(6ヶ月) | 0.650% |
| 円定期預金(1年) | 0.800% |
| 円定期預金(5年) | 0.500% |
| 円定期預金(10年) | 0.600% |
| 積み立て定期預金(6ヶ月) | 0.650% |
| 積み立て定期預金(1年) | 0.800% |
| 積み立て定期預金(2年) | 0.500% |
2025年7月22日時点のソニー銀行の金利を見てみると、定期預金と積立預金(積み立て定期預金)の金利は同一となっています。
なお、6ヶ月と1年が高くなっているのは、優遇金利キャンペーンを実施中のためです。
解約や引き出しに関する柔軟性には差がある?

積立預金は途中でやめたり引き出したりできるのか?
貯金を始める際には、「いつでも引き出せるか」「途中でやめられるか」といった柔軟性や流動性も重要な判断材料になります。
積立預金は「毎月少しずつ貯める」ことを前提とした商品ですが、実は意外と柔軟性が高く、途中での解約も可能なケースもあり、比較的自由度が高くなっています。
自動引き落としの設定を止めることで積立を中断することもでき、預け入れた金額を途中で引き出せる銀行も少なくありません。
その際のペナルティもほとんどなく、普通預金と比べても大きなデメリットはない場合が多いです。
このように、積立預金はライフスタイルの変化や急な出費にも対応しやすいのがメリットの一つです。
貯金を継続しつつも「もしもの時に使える」安心感があるため、はじめての貯金にも向いている商品といえるでしょう。
定期預金は途中で解約するとどうなるのか?
定期預金は、基本的に「決まった期間、資金を動かさない」ことを前提に契約する預金商品です。
原則として満期までは解約せずに運用を続けるべきですが、どうしても資金が必要になった場合には途中解約も可能です。
ただしその場合、契約時に提示された金利は適用されず、「中途解約利率」という大幅に低い金利が適用されてしまいます。
ソニー銀行の「定期預金」の場合には、1年未満の解約時には当初の金利の5%〜10%にまで金利が下がってしまいます。
ソニー銀行の円定期預金(5年)の金利は0.500%ですが、5年解約時には5%になるため、0.0025%となり、円普通預金の金利0.200%をも下回る計算です。
このように、定期保険は緊急用の資金用途としては不向きです。
定期預金に預けるのは「当面使わない」と割り切れる資金にとどめておき、流動性の高い資金は普通預金や積立預金に回すようにしましょう。
それぞれの選び方と活用法

積立と定期、どちらを選ぶかの判断軸は?
積立預金と定期預金は、それぞれの特性を理解して使い分けるようにしましょう。
積立預金は、「習慣的にお金を貯めたい」「毎月の収入から少しずつ貯金したい」という人に向いています。ライフスタイルに合わせて柔軟に管理できるため、貯金初心者や家計に余裕がない時期でも続けやすいのがメリットです。
一方、定期預金は、将来の教育資金や住宅資金の頭金など「すぐに使う予定のない資金を安全に増やしたい」といった目的に向いた預金です。金利はやや高めに設定されることが多く、まとまった資金の運用に適しています。
積立預金に向いている人、定期預金に向いている人についてまとめると、次の表のようになります。
| 判断軸 | 積立預金に向いている人 | 定期預金に向いている人 |
|---|---|---|
| 貯金の目的 | 習慣的にコツコツ貯めたい | 余裕資金を一括で安全に増やしたい |
| 資金の流動性 | 途中引き出しも比較的柔軟 | 原則として途中引き出しはできない(途中引き出しすると金利が大幅に下がる) |
| 毎月の予算管理 | 月々の収入から自動で積み立てたい | まとまった資金がある |
| 金利の重視 | 高金利キャンペーンを活用したい場合など | 一定期間で高めの金利を狙いたい |
| 自動化・継続性 | 自動引き落としで手間なく貯めたい | 満期まで運用を任せたい |
積立預金・定期預金のどちらかだけではなく、両方を組み合わせて資金を管理するのも一つの方法です。
まとめ
積立預金は毎月決まった金額をコツコツと預けたい人に向いていて、定期預金はまとまった預金に一定の金利を付けたい人に向いている預金商品です。
積立預金・定期預金のどちらかだけでなく、預け入れの自由度が高い普通預金も合わせて、目的に合わせて柔軟に使いこなしていくことがおすすめです。
Q&A
Q1 積立預金と定期預金はどう違う?
A1 積立預金は、毎月決まった金額をコツコツ預けていく預金です。定期預金は、最初にまとまった金額を一括で預け入れ、一定期間引き出さずに預ける預金です。
Q2 積立預金と定期預金の金利はどう違う?
A2 一般的に、定期預金のほうが積立預金よりも高く設定されていることが多い傾向があります。ただ、定期預金は途中解約すると「中途解約利率」が適用されて適用金利が大きく低下する点に注意が必要です。キャンペーン金利が適用されることもあるためチェックしておくようにしましょう。
Q3 積立預金と定期預金に向いている人は?
A3 積立預金は毎月決まった金額をコツコツと預けたい人におすすめです。定期預金はまとまった預金に一定の金利を付けたい人におすすめです。









