更新日:2025.9.29

金(ゴールド)投資はどうか?初心者でも始めやすい?

金(ゴールド)投資はどうか?初心者でも始めやすい?

金(ゴールド)への投資を検討しているものの、「金投資のメリット・デメリットって?」「金投資を始める方法とは?」など、お困りではありませんか?

近年、金価格は大きく上昇していますが、あくまで金は「守りの資産」であり、ポートフォリオに加える場合にはデメリットもある点には注意しておきましょう。

金投資の方法としては、純金積立や金ETFがあり、金ETFは新NISAにも対応しています。

本記事では、金投資のメリット・デメリット、金投資の方法、金をポートフォリオに加える場合の考え方について解説しています。

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金投資が安定資産として注目される理由

金は「有事の資産」としてなぜ選ばれるのか?

金(ゴールド)は古来より「有事の資産」と呼ばれ、政治的・経済的な不安定さが高まる局面で投資家から注目されてきました。

金は、戦争や金融危機、インフレの加速など、不確実性が強まる場面でも、その価値は大きく下がりにくい「守りの資産」です。

これは、金そのものが国や企業の信用に依存しない「実物資産」であるためです。

株式は企業業績に、通貨は各国の金融政策や経済状況に左右されますが、金はそうした影響を直接受けにくく、異なる値動きをする傾向があります。

株式や債券などの金融資産が下落している時期に金価格が上昇することも多く、ポートフォリオの安定化に寄与します。

そのため、資産全体のリスクを分散させたい投資家にとって有効な選択肢です。

金価格は上昇し続けている

金価格は近年、安定資産としての価値を再認識される形で大きく上昇しています。

特に、2022年のロシアによるウクライナ侵攻以降、世界情勢が不透明さを増したことが金需要を押し上げました。

具体的には、代表的な金ETF【1540】純金上場信託(現物国内保管型)は、2022年初めに付けていた6,377円から、2025年9月16日の高値17,250円と、この4年弱で2.70倍になっています。

戦争や地政学リスクは投資家に安全資産へのシフトを促し、その代表格である金の価格を高める要因となりました。

さらに、新型コロナ対策などで各国政府の財政規律が緩み、大規模な財政支出や金融緩和政策が続いている点も、金価格上昇の背景にあります。

巨額の国債発行や通貨の信用低下への懸念が強まると、実物資産である金に資金が流入しやすくなるためです。

世界経済の不安要素やインフレ懸念が続く限り、金は今後も「守りの資産」として堅調な動きを見せることが期待されています。

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金投資の方法

金を買うにはどんな手段があるのか?

金投資を始める方法はいくつかあり、初心者でも取り組みやすい選択肢が揃っています。

もっとも直接的なのは、金地金(インゴットやバー)や金貨を購入して実物を保有する方法です。

ただ、資産としての実感が得られる一方、自宅での保管リスクや保管料の発生には注意が必要です。

より手軽な方法としては、「純金積立」や「金ETF(上場投資信託)」があります。

純金積立は、毎月一定額を積み立てて少しずつ金を購入できる仕組みで、少額から始められるのが魅力です。

金ETFは、証券会社の口座を通じて株式のように売買でき、少額投資や流動性に優れています。

このほか、金先物取引といった高度な方法もありますが、初心者はまず少額から積み立てる純金積立やETFを活用するのがおすすめです。

また、東証には金先物価格の2倍に連動するレバレッジ型(ブル型)の金ETNも上場していますが、非常にリスクが高いため、投資初心者にはおすすめできません。

金投資ごとの手数料比較

代表的な金投資の手数料は次のようになっています。

投資方法 手数料の目安 特徴
田中貴金属の純金積立 購入代金の1.5%~2.5% 実物資産として裏付けがある。長期積立に向くが手数料は高め。
SBI証券の純金積立 約定価格の1.65%(税込) ネット証券で手軽に始められる。比較的低コストで少額から可能。
金ETF【1540】純金上場信託(現物国内保管型) 信託報酬0.44%(税込)+取引手数料 金を裏付けとするETF。低コストで流動性も高い。新NISAの成長投資枠で投資できる。一定の受益権口数を保有していれば、貴金属地金の現物を受け取ることも可能。

純金積立は、少額からコツコツ買える点が魅力ですが、購入時にかかる手数料がやや高めです。

なお、金の保管方法は、田中貴金属やSBI証券など多くの事業者では「特定保管」となっています。

特定保管とは、金やプラチナといった資産を、保管を委託された事業者の資産と明確に区別して保管する方法です。

万一、保管事業者が倒産した場合でも、顧客は購入した金などの資産を返還請求できるため、所有権が保護されます。

純金積立よりコスト面で優れているのが、金ETFです。

たとえば、【1540】純金上場信託(現物国内保管型)は、信託報酬が年0.44%と低く、株式と同じように売買できるため流動性も高い点が特徴です。

また、新NISAの成長投資枠を利用して購入できる点は大きな魅力で、値上がり益を非課税として金投資を行うことができます。

ETFの取引には、証券会社の取引手数料が発生しますが、新NISAでの購入は多くのネット証券で無料となっています。

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金価格はどうやって決まる?

日本での金価格はどう反映されるのか?

金は国際的にドル建てで取引されていますが、日本の投資家が目にする価格は「円建て金価格」として表示されます。

そのため、たとえ世界市場でのドル建て金価格が変動しなくても、為替レートの影響を大きく受けます。

円安ドル高が進行すると、同じ1オンスの金でも日本円ベースでは高くなる「為替差益」が発生する点を押さえておきましょう。

金ETFの価格が2022年以降に大きく上がっているのは、金価格の上昇に加えて、円安ドル高が大きく進んだことも背景にあります。

つまり、日本国内での金価格は「ドル建て金価格 × 為替レート」という関係で決まっているといえます。

したがって、日本で金投資を行う際には、国際的な金相場だけでなく、為替動向にも注目することが重要です。

世界の金先物取引価格はCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)グループのCOMEX市場の金先物価格が基準となり、日本では大阪取引所の金先物取引価格を参考とすることが多くなっています。

ただ、実際に購入する際の基準となるのは、田中貴金属や三菱マテリアルといった大手貴金属商が公表する店頭価格です。

これらの価格は国際相場と為替をもとに毎日更新されており、国内の金取引の指標として広く利用されています。

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金投資の注意点と落とし穴

「安全資産」といってもリスクはあるのか?

金は「安全資産」や「守りの資産」として知られていますが、国際情勢や為替相場の変動によって価格が動きやすく、「絶対に安全」というわけではありません。

たとえば、各国で金利が上昇すると、利息を生まない金よりも債券などの金利資産の魅力が高まり、相対的に金の価格が下落するケースがあります。

特に、2022年以降に金価格は大きく上昇しているため、今後は大きな調整があっても不思議ではない点に注意が必要です。

また、金は配当や利息といったインカムゲインを生まないため、保有しているだけでは現金収入を得られません。

金には、株の配当金やETFの分配金のようなものはなく、あくまで値上がり益(キャピタルゲイン)のみだと認識しておくようにしましょう。

金ETFの場合にも、分配金は0円となっており、通常のETFと違って分配金は出ません。

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金投資を取り入れる際の考え方と実践のコツ

どのように資産全体に組み込めばよいのか?

金の資産配分の一般的な目安としては、ポートフォリオの10〜20%程度を金に割り当てると、リスク分散効果が期待できるといわれています。

金は、株式や債券と異なる値動きをするため、金融市場が不安定なときに資産全体の下落を和らげる役割を果たすことがあります。

ただし、金の割合を増やしすぎると、金価格が下落した場合にポートフォリオが大きな打撃を受ける点に注意が必要です。

近年、金価格は株以上に大きく上昇しているため勘違いしやすいですが、あくまで金は「守りの資産」であると認識した上でポートフォリオに組み込むようにしましょう。

金投資のメリット・デメリット比較表

最後に、金投資のメリット・デメリットについて、まとめておきましょう。

観点 メリット デメリット
安全性 有事の資産として価値を保ちやすい 金利上昇局面では価格下落の可能性
収益性 値上がり益(キャピタルゲイン)が期待できる インカムゲインがない
分散効果 株式や債券と異なる値動きでリスク分散 短期的には為替や国際情勢に影響されやすい
為替動向 円安ドル高で為替差益となる 円高ドル安で為替差損となる
保有形態 実物資産として安心感がある 現物保有だと保管コスト・盗難リスクがある

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まとめ

金は、有事の際に買われやすく、インフレ耐性があり、円安に強い資産である点などがメリットの「守りの資産」です。

一方、インカムゲインを得られないことや、近年の価格急騰によって価格変動リスクが大きくなっている点などには注意が必要です。

金投資には、純金積立や金ETFがあり、金ETFなら新NISAの成長投資枠にも対応しています。

Q&A

Q1 金投資のメリットとは?
A1 世界経済リスクやインフレなどの不確実性が強まる場面で買われやすい点が挙げられます。ロシアのウクライナ侵攻やインフレが強まっている2022年以降、金価格は大きく上昇しています。
また、円安に強いドル建て資産である点もポイントです。

Q2 金投資のデメリットとは?
A2 株の配当や預金の利子のようなインカムゲインを生まない点はデメリットです。また、近年の価格上昇により価格変動リスクが大きくなっている点にも注意が必要です。

Q3 金投資を始める方法は?
A3 純金積立や金ETFがあります。東証の金ETFでは【1540】純金上場信託(現物国内保管型)が代表的な銘柄となっており、新NISAの成長投資枠でも投資可能です。

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