更新日:2025.12.1

ドルコスト平均法とは?どんな状況に向いてる?

ドルコスト平均法とは?どんな状況に向いてる?

ドルコスト平均法について、「ドルコスト平均法って?」「ドルコスト平均法はどんな投資や状況に向いている?」など、疑問に思っていませんか。

ドルコスト平均法は、毎月1万円ずつなど、一定額を継続して投資し続ける方法です。

ドルコスト平均法は、長期·積立·分散投資との相性が良く、新NISAやiDeCoでS&P500指数やオルカンにインデックス投資する場合にも効果を発揮します。

本記事では、ドルコスト平均法の具体的な方法、ドルコスト平均法の注意点、一括購入との違いなどについて解説しています。

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ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法はどんな投資手法なのか?

ドルコスト平均法とは、毎月や毎週など一定のタイミングで、同じ金額を継続して投資する方法です。

たとえば、毎月1万円ずつ投資信託を購入するようなケースが代表的です。

価格が高いときには少なく、安いときには多く購入するため、結果的に「平均購入単価」がならされる効果があります。

この手法は、特に長期·積立·分散投資との相性が良く、短期的な値動きを気にせず、コツコツと資産形成を進めたい人に適しています。

特に、投資のタイミングを見極める自信がない初心者にとっては、相場の変動リスクを抑える有効なアプローチです。

一括で投資する場合は、購入のタイミング次第で損益が大きく変わる可能性がありますが、ドルコスト平均法を用いれば、「高値づかみ」を避けつつ、長期的に安定したリスクとリターンを目指せます。

ドルコスト平均法による具体的な投資方法

具体的に、ドルコスト平均法で毎月1万円ずつ投資するケースを考えてみましょう。

下の表は、価格変動のある資産を6か月間購入した例となります。

価格 購入金額 購入口数 累計口数 平均購入単価
1月 10,000円 10,000円 1.00口 1.00口 10,000円
2月 8,000円 10,000円 1.25口 2.25口 8,888円
3月 6,000円 10,000円 1.67口 3.92口 7,653円
4月 7,000円 10,000円 1.43口 5.35口 7,476円
5月 9,000円 10,000円 1.11口 6.46口 7,740円
6月 10,000円 10,000円 1.00口 7.46口 8,040円

仮に6月の価格(10,000円)で全ての資産を評価すると、一括投資するよりも平均購入単価が下がり、リスクを抑えた投資になっていることがわかります。

ドルコスト平均法のメリット

ドルコスト平均法の最大のメリットは、「時間分散」によってリスクを抑えられることです。

価格が変動する資産を一度に買うのではなく、定期的に分けて購入することで、相場の上下に振り回されにくくなります。

また、購入タイミングを自分で判断する必要がないため、「いつ買えばいいかわからない」という心理的な負担が軽減されます。

投資の習慣化にもつながりやすく、新NISAのつみたて投資枠やiDeCoなど、長期·積立·分散投資を前提とする制度とも相性が抜群です。

とくに、ドルコスト平均法は、下落局面でこそ真価を発揮します。

価格が下がると多くの口数を購入できるため、相場が回復した際にリターンが大きくなりやすいためです。

なお、デイトレードやスイングトレードなどの短期トレードにおいては、まったく同じ考えの資金管理法として投資集団タートルが考案した「1ユニットの資金管理」と呼ばれるものがあります。

つまり、1投資あたりのリスクを平準化するドルコスト平均法の考え方は、長期投資からデイトレードまで共通する、投資における重要な考え方であると言えます。

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ドルコスト平均法の注意点は?

上昇相場では効果が薄れるのか?

ドルコスト平均法は、時間分散によってリスクを抑える投資法であるため、上昇相場では一括投資よりもリターンが劣ることがあります。

これは、価格が徐々に上がっていく局面では、後から買う分ほど高値で購入することになり、平均取得価格が上がってしまうためです。

そのため、右肩上がりの市場環境では、「最初にまとめて一括投資したほうが利益が大きくなる」ケースが多く見られます。

インデックス投資においては、オルカン(全世界株式)やS&P500指数について「年初一括購入」か「分割購入」かでたびたび議論になるものです。

これは一長一短であるため、どちらが良いとは一概には言えませんが、インデックスは上がり続けているため、「年初一括購入」の方がトータル成績は良くなっています。

また、積立をやめるタイミングや、どの資産に積み立てるかも重要です。

値下がり時に慌てて解約してしまえば、ドルコスト平均法の効果は薄れてしまいます。

「下落局面でも積立を続ける姿勢」が、ドルコスト平均法を活かす最大のポイントといえるでしょう。

ドルコスト平均法と一括購入

ドルコスト平均法(分割購入)と一括購入について比較してみましょう。

比較項目 ドルコスト平均法(分割購入) 一括購入
購入タイミング 毎月や毎週など定期的に同額を購入 年初などにまとめて一度に購入
主なメリット 相場下落時に安く多く買えるため、平均購入単価を下げやすい 上昇相場では早く資金を投じる分、リターンが大きくなりやすい
デメリット 上昇相場では機会損失 タイミング次第では高値掴みのリスクがあり、暴落時のリスク大
向いている人 投資初心者、忙しい会社員、相場に左右されたくない人など 一括で資金を投入できる人、リスクを取れる人
心理的負担 少額ずつの投資なので精神的に続けやすい 相場下落時の損失を一度に抱えやすい

ドルコスト平均法と一括購入のどちらが良いのかは、投資家の間でも意見が分かれる議題となっています。

S&P500指数やオルカンのようなインデックス投資の場合は、右肩上がりで上がり続けていることから、一括購入の方がリターンが優れていることは確かです。

ただ、ドルコスト平均法は、心理的負担が小さく続けやすいという大きなメリットがあります。

また、インデックス投資では、一括購入の方がリターンが優れていることは確かですが、その差は数%程度であるため、そこまで圧倒的な大きな差にはなりません。

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どんな人にドルコスト平均法が向いているのか?

投資初心者や忙しい会社員に最適な理由とは?

長期投資におけるドルコスト平均法は、投資初心者や忙しい会社員に向いている投資手法です。

その最大の理由は、「自動で積み立てられる仕組み」にあります。

毎月一定額を自動で投資できるため、相場を見て売買のタイミングを判断する必要がありません。

投資においては、「いつ買うか」「もう少し下がってから」など悩んで行動できなくなる人が多いですが、ドルコスト平均法では機械的に買い続けることで、心理的な負担を減らせます。

また、長期的に資産を育てたい人にも最適です。

相場が下がった時には安く多く買えるため、後々の回復局面で利益を得やすくなります。

給与口座からの自動引き落としや証券会社の自動積立設定を利用すれば、「気づけば資産が育っていた」という状態も実現可能です。

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実践するには?おすすめの始め方とポイント

どんな金融商品で始めるのが現実的なのか?

ドルコスト平均法を実践するなら、インデックス型の投資信託やETF(上場投資信託)で始めてみることをおすすめします。

これらは1本で分散投資ができ、積立設定にも対応しているため、毎月コツコツ買うのに最適です。

近年では、ネット証券を利用して「新NISA(つみたて投資枠)」や「iDeCo」枠を活用する人が増えています。

これらの制度を組み合わせることで、非課税や節税のメリットを受けながら長期投資が可能になります。

商品選びの際は、手数料や運用コストとなる「信託報酬(経費率)」が低く、長期運用に適したインデックスファンドを中心に検討しましょう。

特に、米国株指数「S&P500指数」や全世界株式「オルカン」などのインデックスファンドは、ドルコスト平均法との相性が抜群です。

始める際に気をつけたいこととは?

ドルコスト平均法について、注意点を見ていきましょう。

まず、手数料や信託報酬の高い商品を選ばないことが重要です。

長期運用では、コストが1%違うだけでも最終的なリターンに大きな差が出ます。

購入前に、必ずコストを確認し、可能な限り低コストのインデックス型を選びましょう。

また、相場の上下に過剰に反応しないことも大切です。

ドルコスト平均法の効果は「継続」にあります。

価格が下がった時こそ、積立のチャンスと捉え、積立を止めないことが成功のポイントです。

さらに、生活資金まで投資に回さないという基本も忘れてはいけません。

生活資金を確保したうえで、余裕資金を計画的に積み立てるようにしましょう。

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まとめ

ドルコスト平均法を一言で言うと、「新NISAのつみたて投資枠で、毎月5万円ずつ、S&P500指数やオルカンに投資する」といったものです。

ドルコスト平均法の対になっている投資法が「一括購入」であり、「新NISAで、年始に60万円、S&P500指数やオルカンに一気に投資する」といったものです。

ドルコスト平均法は、少額の投資を継続するものであり、心理的負担が小さく続けやすい点も大きなメリットとなっています。

Q&A

Q1 ドルコスト平均法とは?
A1 毎月や毎週など一定のタイミングで、同じ金額を継続して投資する方法です。具体的には、「新NISAで、毎月1万円ずつオルカンに投資する」といったものです。 

Q2 ドルコスト平均法のメリットは?
A2 時間分散によってリスクを低減できること、購入タイミングを自分で判断する必要がないため心理的な負担が軽減されること、投資の習慣化にもつながりやすいことなどが挙げられます。

Q3 ドルコスト平均法のデメリットは?
A3 「一括購入」と比べると、インデックス投資のような右肩上がりの商品では機会損失になることが挙げられます。ただ、このデメリットは、時間分散によるリスク低減と表裏一体の関係です。

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