更新日:2025.8.18

資産運用で失敗するのはなぜか?商品選びでつまずくケースとは

資産運用で失敗するのはなぜか?商品選びでつまずくケースとは

資産運用に興味があるものの、「資産運用で失敗するケースとは?」「商品選びで失敗する場合って?」など、失敗が恐くて一歩踏み出せないでいる方も少なくないかもしれません。

資産運用の失敗例としては、「商品選びの失敗」「リスクの取り過ぎ」「タイミング投資の失敗」「暴落時に精神的に耐えきれずに売ってしまう」などが挙げられます。

特に、日本人はリスクを過度に恐れて、同調圧力に流されやすい傾向もあるため、少なくとも資産運用の情報に関してだけは「SNS断ち」することも一つの方法です。

本記事では、資産運用に失敗する人の共通点、資産運用のリスクについて、タイミング投資や商品選びなど失敗パターンについて解説しています。

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資産運用で失敗する人の共通点とは?

なぜ「うまくいかない人」には共通する行動パターンがあるのか?

資産運用でうまくいかない人の共通点としては、「自分の軸を持たずに投資を始めてしまうこと」が挙げられます。

例えば、友人やSNSのおすすめをそのまま信じて投資商品を購入したり、金融機関のセールストークに流されて判断してしまうケースなどが典型例です。

また、明確な目的や期間、目標額を決めず、安易過ぎる考えで資産運用に踏み出すことも失敗の大きな原因です。

投資は、一時的な流行や情報ではなく、自分や家族のライフプランに合った長期的な視点や目的が欠かせません。

具体的には、「老後2,000万円問題を解決したい」という目標と、「1億円を達成したい」という目標では、資産運用の方法が異なります。

2024年から始まった新NISA一つとってみても、SNSでは「すぐに新NISA枠1,800万円を埋めるべきだ!」という意見が多く見られます。

これは「新NISAで1億円を達成したい」という目標に近く、「新NISAで老後2,000万円問題を解決したい」という目標を達成したいなら「毎月5万円の長期・積立・分散投資で30年かけて新NISA枠を埋める」で問題ありません。

投資の目標 老後2,000万円問題を解決したい 資産1億円を作りたい
具体的な投資行動 毎月5万円の長期・積立・分散投資で30年かけて新NISA枠を埋める 360万円×5年で新NISAをすぐに埋める
リスク 低い 高い

リスク許容度やライフプランを無視して運用を続けていると、値動きに振り回されて途中でやめてしまうことにもつながるほか、精神的負荷が日常生活にも影響を与えかねません。

資産運用を始める前に、「なぜ、自分は投資をするのか?」「いつまでにどうなっていたいのか?」をしっかり言語化しておくことが重要です。

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リスクとリターンのバランスを誤るとどうなるのか?

リスクの取りすぎ・取らなすぎはどう影響するのか?

資産運用でよくある失敗が、リスクとリターンのバランスを間違えることです。

「高いリターンが見込めるから」と、レバナス(NASDAQ100指数連動型のレバレッジ型投資信託)のようなハイリスク商品に集中投資してしまうと、相場が下落した際に大きな損失を抱えるリスクがあります。

逆に、リスクを恐れて、元本保証型商品やディフェンシブ銘柄に偏り過ぎてしまうと、インフレに負けて資産価値が実質的に減少していく可能性があります。

重要なのは、自分の年齢や目的、資産額に応じて、“適切なリスク”を取ることです。

新NISAやiDeCoで人気商品となっている、S&P500指数に連動する米国株投信や、オルカンこと全世界株投信であっても、10年に1度あるかどうかのリーマンショック級の大暴落となった場合には、一時的に-50%程度の下落が想定されます。

数百銘柄以上に分散投資されている低リスクのインデックスファンドですらも、最悪の場合には、この程度のリスクがあると想定しておくことで、事前に対策できるようになります。

資産運用のリスクを軽減する方法

資産運用のリスクを軽減する方法について押さえておきましょう。

● 全ての資産を投資に回さない

全資産を投資に回すことはおすすめできません。

SNSでは「すぐに新NISA枠1,800万円を埋めるべきだ!」という意見が多く見られます。

しかし、S&P500指数やオルカンのような低リスクのインデックスファンドであっても、リーマンショック級の暴落が来た場合には、一時的に半分になってもおかしくありません。

例えば、「新NISAに回すのは、総資産の半分まで」といったルールを決めておけば、仮に新NISAで投資している商品が半値になったとしても、全資産の75%は保全されます。

● リスクが限定されている商品を選ぶ

個別株やアクティブファンドといった商品は、大きなリターンを狙える一方で、リスクも相応に大きい点に注意が必要です。

S&P500指数やオルカンといったインデックスファンドは、個別株のような爆発性はないものの、年率10%前後の安定したリターンが長期的に期待できます。

インデックスファンドは、数百銘柄以上に分散投資されているため、リスクも限定されます。

● 長期・積立・分散投資を意識する

ある商品に、一度に360万円(=新NISAで1年に投資できる最大額)を投じるといった「集中投資」はリスクがあります。

「毎月5万円を30年間に渡って積み立てていく」といった長期・積立・分散投資を心掛けることで、長期的なリスクヘッジを実現可能です。

以上をまとめて具体的な資産運用に落とし込むと、「新NISAで、毎月5万円をS&P500指数やオルカンに連動するインデックスファンドに、長期・積立・分散投資していく」といったものになります。

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タイミング投資を狙いすぎるリスクとは?

なぜ「今買えば儲かる」は危険なのか?

「今買えば儲かるかも」「そろそろ底だから買い時だろう」といった、タイミング狙いの投資も失敗の大きな原因になります。

実際、市場の天井や底は、プロの投資家やトレーダーであっても正確に読むことはできません。

短期的な相場の動きに一喜一憂しながら売買を繰り返すと、結果的に高値掴みや安値売りになりやすく、長期的なパフォーマンスが悪化する恐れがあります。

また、タイミングを図ろうとすると感情に振り回されやすく、「下がったから怖くなって売る」「上がったから今買う」といった衝動的な判断につながりがちです。

マーケットでは、本能や感情に従って行動する素人は、絶好のカモになります。

トレードスキルや投資経験がない投資初心者は、短期の動きではなく時間を味方につけることが重要です。

相場を読むことにエネルギーを使うよりも、インデックスファンドへの長期・積立・分散投資のようなブレない運用スタイルを続ける方が、結果的に成功に近づきやすくなります。

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投資商品選びでつまずくケースとは?

どんな商品で失敗が起きやすいのか?

資産運用の失敗は、投資商品選びの段階でつまずいているケースが少なくありません。

特に、「毎月分配型ファンド」や「利回りの高い商品」に飛びつくケースには注意が必要です。

そもそも金融庁は、新NISAで「毎月分配型ファンド」やレバレッジ型などの「デリバティブ商品」を対象にしていない点を認識するようにしてください。

決して金融庁はイジワルで制限しているのではなく、リスクがある商品から投資初心者を守るための措置です。

毎月分配型ファンドは、一見魅力的に見えますが、分配金の原資が元本から出ていたり、手数料の信託報酬が高い場合が多く、長期的なパフォーマンスが悪くなるリスクがあります。

また、「レバナス」などのレバレッジ型のハイリスク商品は、値動きが激しく、買うタイミングや保有期間が非常に重要となります。

レバレッジ型は、短期で大きな利益が出る可能性がある一方で、急落するリスクも抱えており、初心者が気軽に手を出してよい商品ではありません。

失敗が起きやすい商品について、改めてチェックしておくようにしましょう。

商品 魅力に見える点 実際のリスク・注意点
毎月分配型ファンド 毎月お金がもらえる=安定収入に見える 分配金が元本から出る場合もあり、資産が目減りする可能性がある
高利回りのアクティブファンド 利回りが高く、インデックスファンドより儲かりそうに感じる 信託報酬が高い場合が多く、リスクの詳細が見えづらい
レバナス(レバレッジ型ETF) 一気に大きな利益が狙える 値動きが激しく、相場が読めないと大きな損失に直結する
話題の個別株 SNSやニュースで注目されていて勢いがある 高値掴みのリスクがあり、短期で急落することも多々ある

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感情に左右される投資行動の怖さとは?

なぜ「怖い・焦る」が失敗を招くのか?

投資で失敗する人の多くが、「感情に流された投資行動」を取っています。

特に、相場が急落したとき、多くの人が「怖い」「損をしたくない」という気持ちから、底値で投げ売りしてしまいます。

実際に、新NISAが始まってから初の暴落相場となった2024年7〜8月、「トランプ関税ショック」による暴落となった2025年3〜4月には、多くの人が脱落しました。

しかし、いずれの暴落相場も回復しており、継続した人だけが投資の利益を掴み取った形となっています。

また、SNSやメディアで「今が買い時」「この銘柄が急騰」などと煽られると、本来の目的や方針を見失い、焦って参入することで高値掴みになってしまうこともあります。

具体的には、2024年3月に掛けて政府クラウド銘柄として急騰していた「さくらインターネット」、2024年から2025年に掛けてビットコイン投資で急騰していた「メタプラネット」といった個別株は、急騰後に大暴落となっています。

投資は、冷静な判断が求められる世界です。

感情に左右されず、事前に決めたルールに従って淡々と長期的な運用を続けることが、成果を上げるための唯一の道となります。

資産運用においては、SNSは一切見ない方が良い場合も多々あると心得ておくようにしましょう。

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まとめ

資産運用の失敗パターンには、「商品選びの失敗」や「タイミング投資の失敗」、「暴落時に耐えられずに売ってしまう」などが挙げられます。

また、「新NISAで1億円!」といった表面上の目標だけを追うと、過度のリスクを取ることになってしまいかねないため注意が必要です。

投資初心者の方には、「新NISAで、毎月5万円を、S&P500指数やオルカンに連動するインデックスファンドに長期・積立・分散投資していく」といった現実的なプランがおすすめです。

Q&A

Q1 資産運用で失敗するケースとは?
A1 商品選びの失敗、リスクの取り過ぎ、タイミング投資の失敗、暴落時に精神的に耐えきれずに売ってしまうなどが挙げられます。

Q2 資産運用の商品選びで失敗するケースとは?
A2 個別株や「レバナス」のようなハイリスク・ハイリターンの商品を選んでしまい、長期的に失敗してしまうケースが目立ちます。

Q3 初心者におすすめの資産運用は?
A3 「新NISAで、毎月5万円をS&P500指数やオルカンに連動するインデックスファンドに長期・積立・分散投資していく」といった現実的な方法がおすすめです。

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