更新日:2024.9.17
【保存版】iDeCo(イデコ)の相談先はどこが良い?NISAとの違いも解説
老後資金を準備するために、iDeCo(イデコ)の利用を検討している方もいるでしょう。
しかし、「はじめてだから相談しながら進めたいのに、どこに相談すればいいのかわからない…。」と悩んで、なかなかiDeCoの利用をはじめられていない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、iDeCoの相談先について徹底解説します!おすすめの相談先やNISAとの違いなども解説するため、本記事を読めば自分に最適な相談先が見つかるでしょう。iDeCoの利用を検討している方やiDeCoの相談先に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
iDeCo(イデコ)の主な相談先
iDeCo(イデコ)の主な相談先は、次のとおりです。
・FP(ファイナンシャルプランナー)
・国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)
・銀行
・証券会社
・信用金庫
相談先として、なんとなく金融機関が浮かぶ方は多いと思いますが、それぞれ特徴が異なります。詳細を詳しくみていきましょう。
①FP(ファイナンシャルプランナー)
FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関する総合的な知識を持つ専門家のことです。家計管理や住宅の購入から、資産運用、保険の見直し、税金まで幅広い知識を持っています。
また、FPは企業に属している方と独立して業務をしている方にわかれています。
②国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)
国民年金基金連合会(iDeCo公式サイト)は、iDeCoの運営や管理をおこなっている機関です。ただし、直接店舗へ行って相談はできず、電話での問い合わせのみであるため注意が必要です。
iDeCoへの加入を考えているのであれば、下記の電話番号へ問い合わせましょう。
0570-086-105
03-4333-0009
加入後の問い合わせは電話番号が異なり、「0570-003-105」です。
③銀行
iDeCoの相談先として、銀行が真っ先に浮かぶ方も多いでしょう。
しかし、対面での相談ができるのは一部の銀行のみで、電話相談のみ対応している銀行も多いため注意が必要です。電話で問い合わせるのであれば、銀行のコールセンター内にあるiDeCo専門の相談窓口へ連絡しましょう。
④証券会社
証券会社は、金融商品を売買する窓口になる会社です。一部の店舗は対面で相談可能ですが、電話での相談のみとしている証券会社が多い傾向にあります。
また、SBI証券や楽天証券などのネット証券では、対面ではなく電話での相談が一般的です。
⑤信用金庫
信用金庫は、地域の繁栄を図ることを目的とした共同組織の金融機関です。もちろんiDeCoの相談もできますが、本支店窓口でも基本的には対面での相談はできません。
信用金庫へ相談する場合は、コールセンターでの相談が基本だと覚えておきましょう。
iDeCo(イデコ)の相談はFPがオススメ
主な相談先を紹介しましたが、iDeCo(イデコ)の相談先として最もおすすめなのはFPです。なぜFPがおすすめなのか、理由は大きく4つあります。
・iDeCo(イデコ)の詳細な情報を得られる
・ライフプランに沿ってiDeCo(イデコ)の活用方針を説明してくれる
・多くの金融機関から商品の提案を受けられる
・つみたてNISAも含めた提案を受けられる
それぞれ詳細を確認しましょう。
iDeCo(イデコ)の詳細な情報を得られる
FPに相談することで、iDeCoの詳細な情報を得られます。iDeCoに限った話ではありませんが、資産運用をする場合は運用しようとしている金融商品への理解を深めなければいけません。
銀行や証券会社などに相談することが間違っているわけではありませんが、iDeCoについての知識がなければそもそも何を相談すればいいのかわからない可能性があります。結果、相談しても悩みが解決しないこともあるでしょう。
その点FPは、iDeCoがどのようなものか丁寧に説明してくれます。対面やオンラインでの相談もできるため、疑問点を解決しやすいでしょう。
ライフプランに沿ってiDeCo(イデコ)の活用方針を説明してくれる
FPは、ライフプランに沿ったiDeCoの活用方針を説明してくれるというメリットがあります。
どのような運用をすればいいのかはその人の状況によって異なるため、適当にiDeCoを運用しても相談者の目的は達成されません。
その点FPは、相談する方の収支の状況や保険の加入状況などを参考に、キャッシュフロー表やライフプランを作成し、相談者に適したiDeCoの活用法を提案してくれます。結果、相談者は最短距離で自分の目的を実現できるでしょう。
多くの金融機関から商品の提案を受けられる
FPは、資産運用についての知識が豊富で、金融機関にとらわれることなくさまざまな運用プランを提案してくれます。そのため、FPからはさまざまな金融機関の商品の提案を受けられます。
銀行や証券会社などと異なり、自分の会社やグループの商品を過度に勧められるといった心配もありません。
多くの金融機関の中から自分に適した商品を選びたい方は、FPに相談するのがおすすめです。
つみたてNISAも含めた提案を受けられる
つみたてNISAも含めた提案を受けられることも、FPの魅力です。
資産運用の対象になるのはiDeCoだけではなく、相談者に最も適した運用方法がiDeCoだとは限りません。非課税制度であるつみたてNISAが適している場合もあります。
どちらがいいのかわからない、つみたてNISAも利用しようか迷っているという方は、FPに相談するとよいでしょう。FPはつみたてNISAも含めた提案をしてくれるため、自分に効果的な資産運用の方法がわかります。
そもそもiDeCo(イデコ)とつみたてNISAとの違いは?
そもそもiDeCo(イデコ)とつみたてNISAは何が違うのでしょうか?iDeCoの話をすると必ずといってもいいほど、つみたてNISAの話もでてきます。
つみたてNISAについても理解していないと、本当に自分に適している資産運用はどちらなのかがわかりません。iDeCoとつみたてNISAについて詳しくみていきましょう。
iDeCo(イデコ)とは?
iDeCoは、掛け金と運用益の合計額をベースに給付が受けられる制度です。毎月の掛け金は最低5,000円から最大68,000円で、掛け金の上限は職業により決まっています。
たとえば、自営業の方は68,000円、公務員は12,000円、勤務先に企業年金などがない会社員は23,000円などです。
毎月の掛け金は全額が所得控除の対象になりますが、つみたてNISAとは異なり、原則60歳まで引き出せません。
つみたてNISAとは?
つみたてNISAは、毎月1,000円などの少額から積み立てが可能で、金融機関の中には100円からはじめられるところもあります。
より少ない金額ではじめられる点や、途中でも積み立てた金額を引き出せる点で、iDeCoとは異なります。
もともと年間40万円しか積み立てできませんでしたが、2024年に新制度がはじまり、最大で年間120万円積み立てられるようになりました。毎月どの程度積み立てるのかは、それぞれの状況によって異なります。適切な積立金額を知りたい場合は、資産運用や家計管理の専門家であるFPへ相談しましょう。
iDeCo(イデコ)よりもつみたてNISAをやるべき人は?
iDeCo(イデコ)とつみたてNISAがどのような人におすすめなのか解説します。自分にはどちらの方が適しているのか確認しながら、読み進めてみてください。
iDeCo(イデコ)がオススメな人
iDeCoは直近でお金を使う予定がなく、老後の生活を豊かにしたい方におすすめです。
iDeCoは運用益が非課税だったり、受け取り時に控除があったりとさまざまなメリットがありますが、原則60歳まで引き出せません。そのため、急にお金が必要になったとしても基本的には引き出せず、マイホームの購入や出産といった大きなライフイベントの予定がある方には向いていない可能性があります。
直近で大きなお金を使う予定がなく、定年後や60歳以降お金にゆとりをもって過ごしたい場合におすすめです。
つみたてNISAがオススメな人
つみたてNISAは、今後大きなライフイベントを控えている方におすすめです。
たとえば、子どもの進学やマイホームの購入など、一時的にお金が必要になる場面もあるでしょう。つみたてNISAであれば、一時的に積み立て金額を変更したり、現金化したりして対応可能です。
つみたてNISAはいつでも現金化できるため、急に大きな出費が発生したとしても対応できます。ライフイベントが控えている、いつでも現金化したいといった場合は、つみたてNISAを選びましょう。
iDeCo(イデコ)利用者とつみたてNISA利用者はどちらが多い?
iDeCo(イデコ)とつみたてNISAでは、つみたてNISAの利用者の方が多い傾向にあります。
いずれも魅力的な制度ではありますが、引き出せないという制約がなく、いつでも現金化できて気軽に利用をはじめやすいという点が、つみたてNISAの利用者数に影響しています。
ただし、iDeCoが悪いから利用者が少ないというわけではなく、ルールの違いから活用方法が異なるのです。原則60歳まで引き出せないiDeCoは、ライフイベントが終わっている、お金に余裕の出てくる40代以降から利用者が増加します。
利用者が多いからよい、少ないから悪いといった視点ではなく、自分の状況により適している制度はどちらなのかという視点を持つとよいでしょう。
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「ここまで読んでみたけど、そもそも自分の状況がよくわからない…。」
「やっぱり自分だけでiDeCoとつみたてNISAのどちらかを選ぶのは不安…。」
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また、家計診断を活用すれば、家計の見直しにも役立つでしょう。
iDeCoについて悩んでいる方、自分に最適な資産運用商品と収益見込みを知りたい方は、ぜひウェルスコーチを利用してみてください。
まとめ
iDeCo(イデコ)は、FPに相談するのがおすすめです。
銀行や証券会社などに相談することが悪いわけではありません。ただ、ライフプランに沿ってiDeCoの活用方針を説明してくれたり、さまざまな金融機関の商品を選べたりするなど、FPの方がより親身に相談にのってくれます。
また、資産運用の方法として、つみたてNISAという選択肢もあります。iDeCoとつみたてNISAのどちらがよいのかは、利用者の状況によって異なります。自分の状況をしっかりと振り返り、適した方を選ぶようにしましょう。
どうしてもどちらがよいのかわからない方や、どの資産運用商品がよいかわからない方は、ウェルスコーチの利用を検討してみてください。プロが自分に最適な資産運用方法と収益見込みを教えてくれるため、自分に最適な資産運用を実現できます。
iDeCoとつみたてNISAへの理解を深め、将来を豊かにしていきましょう!