更新日:2024.9.17
【保存版】つみたてNISA・新NISAのおすすめ相談先は?選び方と注意点も解説!
つみたてNISAや新NISAに興味があるものの、仕組みがよくわからない、誰に相談すればいいかわからないとお悩みの方も多いでしょう。
相談先次第では、運用方法に失敗するリスクがあります。
今回はNISAのおすすめ相談先や注意点から、NISAの概要、始め方まで徹底解説します。
安心してNISAで資産運用したい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
つみたてNISA・新NISAはどこに相談するかが重要
つみたてNISAや新NISAを始める際、相談する相手は慎重に選びましょう。
NISAは長期的な資産運用を前提としているため、適切なアドバイスがないと運用方針が不明確になり、期待するリターンが得られない可能性があるからです。
また、アドバイザーによっては、相談者の利益よりも自社の利益を優先して手数料の高い商品を提案するケースもあります。
できるだけ複数の専門家に相談し、自分の運用方針にあった銘柄を見つけましょう。
つみたてNISA・新NISAのおすすめ相談先
つみたてNISAや新NISAに興味があるものの、誰に相談すればいいのかわからずに悩んでいる方も多いでしょう。
ここでは、NISA口座開設や銘柄選びに関するおすすめの相談先について解説します。
・銀行
・証券会社
・IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
銀行
銀行では、投資信託や生命保険などの金融商品を取り扱っているので、NISAに関するアドバイスが受けられます。
窓口に行けば、対面で具体的な相談ができるので、初心者におすすめです。ただし、銀行によっては、取扱銘柄数が少ないケースもあります。
1箇所だけで決めずに、複数の銀行に相談した上で、最適な銘柄を選びましょう。
証券会社
証券会社では、つみたてNISAや新NISAを含む資産運用の専門的なアドバイスが受けられます。
証券会社は日々変化するマーケットの情報をタイムリーに提供してくれるため、市場の動向に敏感な銘柄を希望する場合に有効です。
ただし、取扱商品がグループ会社の商品に限定されることがあります。
銀行同様、複数社を比較検討した上で、自分の投資目的に合った商品かどうかをしっかりと判断しましょう。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
IFAに相談すれば、中立的な立場から最適な銘柄を提案してくれます。
銀行や証券会社に相談した場合、自社商品をおすすめする傾向がありますが、IFAにはそのような偏った視点での提案がないので安心です。
IFAは複数の金融機関と提携しているため、幅広い金融商品の中から自分に合った商品を提案してくれます。
中立的なアドバイスを受けたい、選択肢を広く検討したいという方にとって、IFAは理想的な相談相手といえるでしょう。
IFAとは?
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)とは、特定の金融機関に属さず、中立的な立場で資産運用のアドバイスを行う専門家です。
銀行や証券会社と違って、複数の金融機関と提携しているため、幅広い金融商品から自分に合ったものを選ぶサポートをしてくれます。
つみたてNISA・新NISAの相談で避けた方が良い相談先は?
金融商品を取り扱っている業者の中でも、つみたてNISAや新NISAの相談先としてはふさわしくない業者もあります。
下記の相談先は、投資の専門家ではないのでおすすめしません。
・保険会社・保険代理店
・FP
・マネースクール
保険会社・保険代理店
保険会社や保険代理店の保険募集人は、株式や投資信託の販売資格を保有していないケースもあるので、NISAの相談相手としては適していません。
保険会社の主な目的は保険商品の販売です。仮にNISAの相談に行ったとしても、NISAではなく変額保険や外貨建て保険といった貯蓄型保険をすすめられるリスクがあります。
貯蓄型保険とNISAは別物なので、NISAの相談をする場合は投資の専門家に任せた方がよいでしょう。
FP
FP(ファイナンシャルプランナー)は、ライフプランや住宅ローン、老後資金など幅広い知識がありますが、得意分野はFPによって異なります。
すべてのFPが資産運用のプロではないので、FP次第ではNISAの相談をしても的確なアドバイスを受けられない可能性があります。
また、FPの資格だけでは投資信託の販売ができません。金融商品を販売するには証券外務員資格が必要です。
NISAに関する一般的な説明であればFPでも対応できますが、具体的なアドバイスを求める場合は、証券外務員資格の資格を持った銀行員や証券会社などの専門家に依頼しましょう。
マネースクール
マネースクールは、初心者向けに分かりやすい内容で開催されることが多く、初めて投資をする人でも理解しやすい仕組みになっています。
しかし、講師が実務経験や専門知識、資格を持っていない場合もあり、スクールの質にばらつきがあるのが現実です。
また、マネースクールが勧誘活動の一環として行われているケースもあり、投資のアドバイスよりも商品販売が目的の場合があります。
マネースクールを選ぶ際は、主催会社が信頼できるか、講師が実務経験や資格を持っているかを事前に確認しておくことが重要です。
ただし、初心者がマネースクールの信用性を見抜くのは難しいので、マネースクールには相談しないのが賢明な判断といえるでしょう。
相談前にチェックしたいNISAの基本
NISAについて専門家に相談する前に、NISAの基本情報について理解しておきましょう。
基礎知識をつけておくことで、より具体的な相談ができます。
・NISAとは?
・つみたてNISA
・新NISA
NISAとは?
NISA(ニーサ)とは、投資によって得られた利益が非課税になる「少額投資非課税制度」です。
通常、株式投資や投資信託などの金融商品に投資し売却益が出た場合、利益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、NISA口座で購入した銘柄については、利益に対して税金が発生しません。
下記の通り、2014年に誕生したNISAは、時代と共に制度が変化しています。
年 | 制度 |
---|---|
2014年 | 一般NISA開始 |
2016年 | ジュニアNISA開始 |
2018年 | つみたてNISA開始 |
2023年 | ジュニアNISA終了 |
2024年 | 新NISA開始 一般NISA→成長投資枠へ つみたてNISA→つみたて投資枠へ |
つみたてNISA
つみたてNISAは、少額からコツコツと投資を始めたい人向けの非課税制度です。
年間40万円までの投資額が上限で、投資で得た利益が最長20年間非課税になります。
主に、投資信託などの長期的な資産形成に適した商品を対象としており、少額から無理なく積み立てられる点がメリットです。
2024年からは新NISAのつみたて投資枠に制度が移行しています。
新NISA
新NISAとは、2024年から始まった従来のNISAに代わる新しい非課税制度です。
新NISAには、長期積立投資を前提とした「つみたて投資枠」と個別株にも投資できる「成長投資枠」の2種類があります。
つみたて投資枠と成長投資枠は併用可能です。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
非課税保有期間 | 無制限 | 無制限 |
制度(口座開設期間) | 恒久化 | 恒久化 |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非課税保有限度額 | 1,800万円(総枠) ただし、成長投資枠の上限は1,200万円 |
|
投資対象商品 | 金融庁の基準を満たした投資信託 | 上場株式・投資信託など |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
新NISAでは年間の投資枠が最大360万円となり、うち成長投資枠で最大240万円、つみたて投資枠で最大120万円が利用できます。
この制度では、投資による利益が非課税で、投資枠は生涯で1,800万円まで利用可能です。
岸田政権が2023年に「貯蓄から投資へ」をスローガンに掲げたことをきっかけに、新NISAに対する注目度が高まっています。
つみたてNISA・新NISAの始め方は?
実際にNISAを始めてみようと思っても、何から始めればいいのかわからない方もいるでしょう。
ここでは、つみたてNISA・新NISAの始め方や注意点について解説します。
・金融機関で口座開設
・始める時の注意点
・まずは専門知識のある相談窓口で相談することが大切
金融機関で口座開設
NISAを始めるには、金融機関での口座開設が必要です。
NISAは1人1口座しか開設できないので、信用性や利便性が高い金融機関を選びましょう。
始める時の注意点
NISAは元本割れのリスクが伴います。利益が非課税になるのはメリットですが、一時的に資産価値が下がることもあるため、焦らず冷静に対応する必要があります。
新NISAが始まって8ヶ月目の2024年8月5日、日経平均株価が1日で4,451円下落したことで、多くの初心者がNISAで購入した銘柄を損切りしました。
NISAは長期投資により資産形成を行うのが本来の目的なので、焦りは禁物です。一時的に元本割れする可能性があることを理解した上で、始めましょう。
まずは専門知識のある相談窓口で相談することが大切
専門知識のある相談窓口でアドバイスを受けることで、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選べるようになります。
初心者が知識がないまま自己判断で始めると、株価が急落して含み損を抱えた際、パニックに陥る恐れがあります。
無理なく長期的に運用できるプランを立てられるよう、初心者の方は、専門家に相談しましょう。
自分に合った相談先の探し方
NISAは、老後の資産形成に役立つ制度です。
人生に大きな影響を及ぼすので、以下のポイントを押さえて、自分に合った相談先を探しましょう。
・初心者にも優しい窓口か
・長期的にサポートしてくれるか
・中立的な立場でアドバイスをしてくれるか
・専門的知識を持った専門家か
初心者にも優しい窓口か
初心者に優しい窓口を選ぶことは、安心して投資を始めるために大切です。
NISAは金融サービスなので、初心者にとってはハードルが高いと感じる方もいるでしょう。
初心者向けに、わかりやすい説明をしてくれる窓口に相談すれば、安心してNISAを始められます。
口コミや評判を確認し、初心者対応に定評のある窓口を選びましょう。
長期的にサポートしてくれるか
NISA制度は長期間にわたって投資を続ける仕組みなので、時間が経つにつれて市場の変動や個人のライフステージが変わる可能性があります。
そのため、定期的にフォローアップをしてくれる窓口が必要です。
金融機関によっては、定期的な面談やアフターフォローを提供してくれるところもあります。
相談先を選ぶ際には、長期的なサポート体制が整っているかどうかを確認しておきましょう。
中立的な立場でアドバイスをしてくれるか
自社の利益を優先した担当者に相談すると、手数料の高い商品を提案されるリスクがあるので、中立的なアドバイスをしてくれる窓口を探しましょう。
たとえば、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、特定の金融機関に所属していないため、中立的な立場で商品を提案してくれる可能性が高いです。
信頼できる中立的なアドバイザーかどうか実績や評判を確認し、自分の利益を最優先に考えてくれる相談先を選びましょう。
専門的知識を持った専門家か
NISAを始める際は、証券外務員資格を持つ銀行員やIFAなど、金融知識を持った専門家に相談しましょう。
保険会社やFPは、証券外務員資格を保有していない人もいるので、NISAの相談先としては適していません。
相談する前に、担当者がどのような資格や実績を持っているか確認しておきましょう。
ウェルスコーチなら簡単に専門家を探せる
NISAの仕組みやおすすめの相談先は、なんとなく理解できたものの、身近に信頼できる相談者がいないとお悩みの方も多いでしょう。
ウェルスコーチを利用すれば、中立的な立場で相談できる資産運用のプロに出会えます。
無料で利用できるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
新NISAは、年間で最大360万円、生涯最大1,800万円を非課税で運用できる国の制度です。
老後の資産形成に役立つ制度なので、NISAを始める際は、専門家に相談することをおすすめします。
NISAのおすすめの相談先は、銀行や証券会社、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)です。
身近に信頼できる相談者がいない場合は、ウェルスコーチの利用をおすすめします。
ウェルスコーチを使えば、NISAに関する知識が豊富な専門家が中立的な立場から、相談に応じてくれます。